GET!企業情報Get!トップへ
「自分の幸せに自分で責任を持とう!」
提供:「楽しい仕事を考えるホームページ」 byつかっちー

第7回 完璧主義と無自覚・無神経な依存心
私自身も学生時代そうだったかもしれない、という自戒を込めて今回の原稿を書きます。

なんだか最近、自分の頭で考える、自分で問題解決の努力をする、ということをしない人(特に学生さん)が多いような気がします。

例えば、就職情報サイトの相談コーナーはどこもにぎわっているようですが、気になるのは、自分である程度考えたり調べたりした形跡のない、「丸投げ」の質問や相談が非常に多いということです。エントリーシートや履歴書、Eメールの書き方、電話のかけ方、面接内容や服装、筆記試験の内容云々、就職活動に実際挑んでみて、いろいろと困ったり、迷ったりすることが出てくることでしょう。それはよくわかります。そんな時にフランクな相談掲示板に書きこんだり、就職サイトのアドバイザーにメールでアドバイスをもらうことは悪いことではありません。が、その見ず知らずの相手を頼りにする前に、ちょっと自分のできることをしてみてほしいのです。 例えば、OBOGを訪問したいとします。「OBOGを訪問したいのですが、どうすればいいのですか?」と質問するのはよくないと思います。せっかくインターネットを使っているのであったら、まず、検索サイト(ヤフーやインフォシークなど)で「OB OG 訪問」と検索してみましょう。または「就職活動」という項目から、他の学生さんの体験談や社会人アドバイスを紹介しているサイトも読んでみましょう。就職部で先輩の体験談などを読めるのであればそれも読んでみる。マニュアル本を読む。そうすると、「就職部やゼミ・サークルの先生、先輩からOBOGを紹介してもらったり、企業人事に直接当たってOBOGに会わせてもらったりする。実はそれが選考の場でもあることがある」というのが大筋のパターンだな、とわかってきます。服装や電話をかけるタイミングや誰がお茶代を出すかなどの参考情報もわかるかもしれません。そうすると、誰かを頼る(質問する)にしても内容が深くなってきます。

「OBOG訪問が実は選考を兼ねている場合、どういう質問やテストがありますか?」「OBOG訪問をしたあとのお礼状を出すタイミングは?」どうでしょう。最初の「OBOGを訪問したいのですが、どうすればいいのですか?」よりもずっと実践的な質問になっていますよね。そして、この時点で、様々な情報収集をするうち、最初の質問に対する答え以上の知識、情報が身についているはずです。ムダなことはひとつもないのです。何よりも大きいのは、この「調べる、読む、考える」という作業によって、「自分が抱えている問題を自分でできるところまで解決する。それからしかるべき人に協力を求める」という「問題解決能力」がアップした、という実績ができるということです。そして、「問題解決能力」とは何よりも企業が求めている能力なのです。

ここまで、読んでいただいて、「丸投げ」の質問をして刹那的な回答を得てその場だけしのぐというやり方がいかにもったいないことか、おわかりいただけたでしょうか?

しかし、なんで、大学も出たような人が、こういうことが出来ないで、「丸投げ」の質問をして平気でいるようになったのかな……と考えてみると、一種の「完璧主義」なのかな、という印象を受けています。まずは手探りで見当違いかもしれないけど自分なりに考えてみる、調べてみるという「ムダ」なことをする気になれない。最初からラクして「正解」を知りたい、ということなのかな、と。その気持ちもわからないではありません。でも、試みることもしないで最初から人に頼っていても、いっこうに「問題解決能力」が身につきません。ムダを承知で自分で考え調べる人こそ、より深く自分にあう情報を得ることができるのです。自分がギモンとして欲しかった情報以上のものを手に入れるのです。

また、「丸投げ」の質問のいけないところは、「無自覚・無神経な依存心」の現れであるということ。ひどい場合では、HP上に同様の質問と回答が書かれているのに、掲示板やメールでまったく同じような質問を書く人がいます。質問をするのに、過去の質疑をちょっと読んでみる手間を惜しんでいるのでしょうね。でも、その質問に回答してくれる人はその質問者の代わりに手間をかけてくれているのです。それに対して「申し訳ない」という気持ちを持たないとしたら、ちょっと社会人として無神経すぎると思いますよ。回答してくれる人ができるだけ少ない手間で回答できるように質問を工夫するのも、質問者のマナーです。メールでの質問の場合は特に対個人ですから、慎重に。

さて、GET!さんでのわたしのコラムは今回で終了です。感想メールとかほとんどいただけなくって(定期的に更新しないわたしも悪いんですけど……)読者の皆さんに楽しんでいただいたのか、ちょっとはお役に立ったのかまったく不明なんですけど、害になっていないことを祈っております(笑)。

最後に「誰も自分を幸せにしてくれない。自分を幸せにできるのは自分だけだ」という言葉を改めて贈ります。親兄弟でも、恋人でも、夫でも、友人でもない、自分だけ。なぜなら真の意味で何が自分にとって幸せなのかをわかるは自分だけだからです。そこを人に依存しないことが大人への道だとわたしは思います。【おわり】


第1回 突撃会社訪問はやめたほうがいいと思う(その1)
第2回 突撃会社訪問はやめたほうがいいと思う(その2)
第3回 親からの電話は基本的にオカシイ!
第4回 電話やメールで訊ねることって何?
第5回 彼氏・彼女の就職活動
第6回 面接評価の具体例



つかっちー プロフィール
出版社に6年勤め、就職情報誌編集・大学就職部への営業・人事採用を経験。
”ダメ社員”として周囲に迷惑をかけ続け、自身も痛い思いをいっぱいした上で、なんとか円満に退職。そんな会社時代の経験などをHPで発表していたところ、「GET!」さんに目をつけられた。  *31歳*大阪府在住のフリーライター*女性*

URL:「楽しい仕事を考えるホームページ」
E-mail: tsuka.m@nifty.com

(C)つかっちー 無断転載はご遠慮ください。
Copyright (C) 1996-2000 GET! All Rights Reserved.